学(bu)部長あいさつ

外国語学(bu)部は、国立2大学、(gong)公立3大学、そして数十に及ぶ私立大学に置かれている（2023年3月現在）、日本では()歴史ある学(bu)部の一つです。外国語学(bu)部の存立(ji)基盤は、多様な外国語を対象とする()専門的な教育研究にあります。高度な外国語運用能力を有する職()業人や教()養人を送り出すことは、以前から変わらぬ外国語学(bu)部の(ji)基本的な教育(mu)目標です。また、各言語圏の文化・社会に対する深い理解を得るために、多くの学問分野に跨るリベラルアーツ的な接近法を採用することも、外国語学(bu)部の大きな特徴といえるでしょう。

世界の文化・社会の多様性を知り、異なる価値観の間を繋ぐには、英語はもちろんのこと、他の外国語を話せることが大きな意味をもちます。言語は、コミュニケーションの道具であると同時に、コミュニケーションの中身や背景を表すものでもあるからです。みなさんなら、何語を選びますか。

2023年度にスタートする外国語学(bu)部の新教育プログラムでは、ポルトガル語の()専攻言語化により、学修の()縦軸にあたる外国語教育の充実をはかることになりました。また同時に、横軸をなす学問的なアプローチの(mian)面では、学生による自由な()専門性形成を支援する学(bu)部共通()専門科(mu)目の仕組みを導入します。そして、(gong)公立大学では最も多くの()専攻言語を有する本学外国語学(bu)部の強みをいかし、3～4年(ci)次の()専門コースとして、複数の言語・言語圏の間に生起する課題について学ぶ多言語社会課程を設置します。

言語を切り口として、自由に自分の関(xin)心分野を深められることは、外国語学(bu)部の大きな特徴です。()専門分野の()細分化が顕著な現代にあって、自分の成長プロセスに重ねて学びを選択できる場所は、けっして多くありません。世界の(zhu)主要言語の多くが修得でき、人文・社会科学の幅広い知見に学びながら、自分の()専門性を築くことができる。愛知県立大学外国語学(bu)部は、そうした自由な人づくりと啓()発の場であろうと努力しています。